本院 医療法人社団 健生会 産婦人科·乳腺ドック MARI WOMEN' S CLINIC まりウィメンズクリニック
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デリケートゾーンの臭い・かゆみ

デリケートゾーンのにおい・
かゆみが気になる方へ

デリケートゾーンの悩みは、女性にとってとても身近なものです。
ですが、「恥ずかしい」「人に言いにくい」と感じて、誰にも相談できずに抱え込んでしまう方も
少なくありません。

デリケートゾーンのにおい・かゆみが気になる
  • においが気になる
  • かゆみがある
  • おりものの色やにおいがいつもと違う

こんな変化があるときは、体調や腟内環境の変化、ホルモンバランスが関係していることもあります。
このページでは、デリケートゾーンに多いお悩みやその原因、そして婦人科を受診するタイミングの目安について、わかりやすくご紹介します。

こんな症状、
当てはまりませんか?

  • 生理前やナプキン使用時、においが気になる
  • 蒸れやすく、かゆみや違和感がある
  • おりものの色・におい・量がいつもと違う
  • 市販薬を使ってもかゆみが治らない
  • 他人には相談できず、不安なまま我慢している

ひとつでも当てはまる方は、早めに婦人科でご相談いただくことで安心につながります。

年齢とともに変化する
女性のからだ

ホルモンバランスの変化が
トラブルの引き金に

20~50代の女性の約5人に1人が、デリケートゾーンのにおいやムレ、かゆみなどに悩んでいる女性の身体は、思春期・妊娠・出産・更年期と、ライフステージごとにホルモンバランスが大きく変化します。

それにともない、腟まわりの粘膜やおりものの状態、免疫バランスにも影響が出やすくなります。

実際にある調査※では、20~50代の女性の約5人に1人が、デリケートゾーンのにおいやムレ、かゆみなどに悩んでいるとされています。

それでも「誰にも相談したことがない」という方も多く、ひとりで我慢してしまっているのが現状です。

よくあるお悩み①:
におい・ムレが気になる

デリケートゾーンの悩み「におい・ムレが気になる」デリケートゾーンは、体の中でも特に湿度と温度が高く、下着やナプキンで密閉されやすい場所です。そのため、汗・尿・経血などが混ざり合って菌が繁殖し、においの原因となることがあります。

におい・ムレ対策のポイント

  • 通気性の良い綿素材の下着を選ぶ
  • ナプキンやおりものシートはこまめに交換
  • お風呂では泡立てたデリケートゾーン用の石けんでやさしく洗い、清潔を保つ

ちょっとした工夫で、においやムレの不快感は軽減できます。

よくあるお悩み②:
かゆみがつらい

カンジダ腟炎などの感染症が原因のことも

デリケートゾーンの悩み「かゆみがつらい」「下着がこすれたのかな」と思っていたかゆみ。

実はカンジダ腟炎など、腟の感染症が原因になっている場合もあります。
とくに妊娠中やストレスが多い時期、免疫力が下がっているときは、真菌(カビの一種)が増殖しやすくなります。

受診をおすすめするサイン

  • かゆみが何日も続く
  • おりものに変化がある
  • 市販薬を使っても改善しない

このような場合は、早めに婦人科で診察を受けることをおすすめします。

よくあるお悩み③:
おりものの状態がいつもと違う

色・におい・量の変化に注意を

デリケートゾーンの悩み「おりものの状態がいつもと違う」おりものは、腟内の環境を守るために必要なものです。
ですが、次のような変化がある場合は、何らかの病気が隠れていることがあります。

おりものの状態 考えられる原因例
黄色・悪臭がある 細菌性腟炎、トリコモナスなど
白くポロポロしている カンジダ腟炎
緑がかった色 淋菌感染症など
茶色っぽく血が混じる 子宮腟部びらん、ポリープ、子宮がんの可能性も

「これって正常なのかな?」と迷うこともあると思いますが、不安なままにせず、気になる変化があれば婦人科にご相談ください。

デリケートゾーンには
常在菌がいます

洗いすぎは逆効果?

デリケートゾーンの洗いすぎは逆効果?腟内には、「デーデルライン桿菌」などの乳酸菌が存在しており、外から悪い菌が入り込まないよう守ってくれています。

しかし、ゴシゴシ洗ったり、刺激の強い石けんを使ったりすると、この善玉菌まで減ってしまい、かえってトラブルを招くこともあります。

自分でできる
デリケートゾーンのケア

デリケートゾーンのトラブルは、日々のケアで予防できることも多くあります。
以下のポイントを、ぜひ意識してみてください。

  • ナイロンタオルなどで強くこすらず、指の腹で泡を使ってやさしく洗う
  • 弱酸性・低刺激性の石けんを使用する
  • 泡タイプの専用ソープを取り入れるのも◎
  • ナプキンやパッドは、こまめに交換
  • 通気性の良い下着を選ぶ
  • 規則正しい生活、しっかり睡眠、ストレスをためないことも大切です

お悩みのある方へ

「誰にも言えない…」という気持ち、よくわかります。でも、それをひとりで抱え込む必要はありません。におい、かゆみ、おりものの変化は、よくあるお悩みのひとつ。
気になるときは、ほんの少しの勇気で解決の一歩につながります。

「ちょっと気になるな…」と思ったときこそ、ぜひお気軽に婦人科にご相談ください。
私たちは、あなたのお悩みに丁寧に耳を傾け、安心できる診察を心がけています。